今週は、「 オメガ3、高血圧薬、がんと運動 」についてです。

今週は、「 オメガ3、高血圧薬、がんと運動 」についてです。

オメガ3サプリメントは効果なし

オメガ3サプリメントは効果なし

必須脂肪酸には、オメガ3とオメガ6がある。オメガ3は健康に良いが、オメガ6の摂りすぎは病気のリスクを高める。
しかし、オメガ3をサプリメントで摂っても、全原因死亡と心血管疾患に全く効果がないことがわかった。
オメガ6をできる限り減らしたうえで、魚を摂るべし。
大豆油・コーン油・菜種油・キャノーラ油などの食用油には、オメガ6がたっぷり入っている。外食が多い人ほど、オメガ6を多くとりがち。
魚を、多く食べると、
男性では総死亡率が9%、心血管疾患死亡率が10%、がん死亡率が6%、呼吸器疾患死亡率が20%、慢性肝疾患死亡率が37%減少した。
女性では総死亡率が8%、心血管疾患死亡率が10%、アルツハイマー病死亡率が38%減少した。
しかし、フライにした魚の消費は、オメガ6たっぷりなので、酸化した油で揚げた魚を摂っても、魚の効果は打ち消されてしまい、害の方が多くなってしまう。特に、女性では全原因死亡、心血管疾患および呼吸器疾患が増加する。

高血圧の薬、バルサルタン錠を服用している人は、すぐに病院に問い合わせすること

高血圧の薬に発がん性物質が混入? また中国だ!

高血圧の薬、バルサルタン錠に発がん性物質が混入していることがわかり、あすか製薬が自主回収する。
この薬はジェネリック薬。世界中で販売されているが、原料が一括して中国で生産されているようで、不純物が発がん性のあるものだとのこと。

比較的軽度な運動を行っていれば、がんになっても生き残るチャンスが倍増する
https://japanese.mercola.com/sites/articles/archive/2018/07/20/%E9%81%8B%E5%8B%95-%E3%81%8B%E3%82%93-%E3%81%B8%E3%81%AE%E5%8A%B9%E8%83%BD.aspx

運動すれば、がん治療による副作用を克服できるようになり、次のような効能が実証されている。
不安、うつ状態、気分消沈やストレスの軽減
骨の健康増進
筋力強化、行動力改善
食欲増進
よく眠れるようになる
健康な体重の維持
便秘防止
疲労軽減と体力アップ
心臓の健康持続
運動は、エピネフリン、IL-6やNK細胞を活性化させ、腫瘍の増殖抑制につながる。
前立腺がんの男性も、運動でメリットを得られる。
診断前に最高レベルの運動をしていた人は、30%死亡率が下がった。
診断後に最高レベルの運動をした人は、34%死亡率が下がった。
1997~2002年に初期前立腺がんと診断されたスウェーデンの男性4,623人を、2012年まで追跡調査した。
毎日20分以上自転車に乗るか歩いた男性は、前立腺がんで死ぬリスクが39%低かった。
毎日の運動は、全死亡リスクを30%下げた。
運動によるリスク軽減率は、腎臓がんが23%、肺がんが26%、肝臓がん27%、食道腺がん42%。
日常運動している乳がん患者と大腸がん患者では、運動をしない人より再発率が半減した。
運動が良いという根拠は、明白であり、がん患者は運動を用いる医療を受けるべきである。非常に強力な医療である。実際に運動すると生存率を高め、副作用は全くない。

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