⭕️ 日本の認知症は、人口比率で米国より多い
- 2015年、日本の認知症は 520万人で、2025年には700万人になり、
高齢者の5人に1人が認知症になる(2019年5月17日、産経 新聞) - 米国では、600万人が認知症
⭕️ マグネシウムが豊富な食事は、認知機能を改善する
- 血清マグネシウムが低いと、認知機能が低い
- アルツハイマー患者の血清マグネシウム濃度が低い
- 血清マグネシウム濃度が低いと、脳卒中後の認知障害になりやすい
- 糖尿病または高血圧の女性では、
低マグネシウム濃度になると認知機能が悪化した - 60歳以上の高齢者においてマグネシウムの摂取が認知機能を改善
した - マグネシウム推奨摂取量:350から500mg/day
- マグネシウム豊富な食品:海藻類、豆や種、ごま、干し海老、
煮干し、しそ、つるむらさき、モロヘイヤなど - 食物繊維の多い食品はマグネシウム含有量も多い:オートミール、
アマランサス、押麦、ライ麦、全粒小麦、玄米、五穀米、 茹で大豆、ゴマ、海苔、刻み昆布
⭕️ 食事からのフラボノールの摂取量が多いと、 アルツハイマー型認知症を発症するリスクが低い
- ケンフェロール(0.49 倍):ケール、豆類、お茶、ホウレンソウ、ブロッコリー
- ミリセチン(0.62 倍):お茶、赤ワイン、ケール、オレンジ、トマト
- イソラムネチン(0.62 倍):梨、オリーブオイル、赤白ワイン、トマトソース
⭕️ 中鎖脂肪酸(MCTオイル)を与えると、軽度認知症が改善した
- MCT オイルはココナッツオイルから中鎖脂肪酸のみを取り出したもの
- MCT オイルを摂ると肝臓でケトン体が作られる。
ケトン体は最も重要なブドウ糖の代替エネルギーである。 - 高齢化や糖尿病で、インスリン抵抗性が悪化し、
脳のブドウ糖の取り込みが低下しても、 脳はケトン体を取り込み脳神経細胞にエネルギーを供給できる - 軽度認知障害患者において、6か月、30g/日のMCT オイルまたはプラセボを与えた。MCTの投与後にケトン体の代謝
が大きく増加し、認知機能が改善された