今週は、「 食事と健康 」についてです。

●8週間、食事に含まれる砂糖を 3% 以下にしただけで、非アルコール性脂肪性肝疾患の少年の脂肪肝が 31% 減った
https://www.lifeextension.com/News/LefDailyNews?NewsID=29205&Section=NUTRITION

食事の砂糖を 3%以下にすると、思春期の少年における非アルコール性脂肪性肝疾患 nonalcoholic fatty liver disease (NAFLD) が、わずか8週間で、脂肪肝が 31% 減った。
UC San Diego と Emory University による研究
NAFLD と診断された 11歳から16歳の少年 40人が対象
食事を変えないグループと、砂糖からのカロリーを 3% 以下にしたグループに分けた
8週間後、砂糖を減らしたグループでは
脂肪肝が 31% 減った
血液検査での肝臓の炎症が明らかに改善した

●コーヒーは、色々な慢性疾患を予防する
https://www.healthline.com/nutrition/6-graphs-that-convince-you-to-drink-more-coffee

一日コーヒー3〜4杯で、糖尿病になるリスクが 24% 減る。
一日コーヒー3〜5杯で、アルツハイマーになるリスクが 65% 減る。
一日コーヒー3〜5杯で、肝臓がんになるリスクが 50% 減る。
一日コーヒー3〜4杯で、パーキンソン病になるリスクが 29% 減る。
一日コーヒー4杯以上で、自殺のリスクが 55% 減る。
一日コーヒー4〜5杯で、早死リスクが減る。男性で、12% 、女性で、16%。

●糖質を制限し、がん細胞を抑制する脂肪と野菜の野菜スープはがんに勝つ最強の食事だ
https://blog.goo.ne.jp/kfukuda_ginzaclinic/e/1a3201c2faf4840789d2af1c4b03b1e3

大豆や魚の多い和食(日本食)はがん予防の食事として理想に近い
白米は糖尿病を増やし、糖尿病はがんを増やす
白米摂取量が多いほど2型糖尿病の発症が増える
1日の白米摂取が1杯増えるごとに2型糖尿病の発症リスクが11%上昇する
日本人女性で、低炭水化物食で2型糖尿病リスクが低下する
糖質摂取は肥満を増やし、肥満はがんの発症リスクを高める
大腸がん、乳がん、膵臓がん、子宮体がん、腎臓がん、胆のうがん、肝臓がんなど多くのがんの発生率が肥満によって増える
インスリン抵抗性が亢進してインスリンの分泌が増え、肥満ががん治療後の再発率を高め生存期間を短くする
中国では大量の米が消費され食事中の糖質の割合が多い。経済成長とともにライフスタイルが変わり、中国の都市部では肥満が増加し、糖尿病も急激に増えている。
糖質摂取はインスリン分泌を増やして体脂肪を増加させやすいので、摂取カロリーが過剰になり、容易に肥満を発症する。肥満はさらにインスリン分泌を増やし、肥満をさらに助長する。食後の高血糖は酸化ストレスを高める。このような状況は、がん細胞の発生や増殖を促進することになる。
がん予防においては、ご飯などの穀物を主食にするという常識から離れた方が良い
糖質が少ない葉っぱものの野菜を多く摂取する方が良い
糖質を減らした分のカロリーを油脂で補う場合、抗がん作用や健康増進作用のあるω3系不飽和脂肪酸の豊富な亜麻仁油やエゴマ油(紫蘇油)や魚油(DHA, EPA)、オリーブオイル、ココナッツオイル、などを主体にすると、脂肪を増やしても健康に問題ない。
がん予防の基本は「糖質の取り過ぎに注意する」ことが最も重要
野菜はがん予防成分の宝庫
野菜や果物や豆類など植物性食品、精製度の低い穀物、魚油や紫蘇油や亜麻仁油に多く含まれるオメガ3は、がんの発生や再発を予防する
植物には、「免疫増強作用」「抗炎症作用」「抗酸化作用」「解毒作用」「がん細胞増殖抑制作用」などのがん予防に役立つ成分が多く含まれている
野菜スープで、がん予防成分を効果的に摂取できる。熱によって植物の細胞壁が壊され有効成分が抽出されて、生体に利用可能な状態になる。

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