今週は、「 炭水化物、中性脂肪、喫煙 」についてです。

炭水化物を多く食べるほど、血糖値が上昇し、全がんリスクが増加する
  • 血糖値を直接上昇させるのは、炭水化物のみであり、タンパク質と脂肪は血糖値に直接影響を及ぼすことはない。(米国糖尿病学会)
  • 血糖値が高いほど、直線的に全がんになりやすい 。肝がんを除外する。(国立がん研究センターがん予防・健診研究センター・予防研究グループ)
  • 玄米でも、白米でも、ほぼ同じように血糖値が上がる。炭水化物をできるだけ摂らなければ、食後血糖値の上昇を最少限に抑えることができる。
炭水化物の多い食事は、中性脂肪を増加させる
  • 全カロリーのうち炭水化物を55%食べる人と、40%食べる人を比較すると、55% の人の中性脂肪値は、食事の前から高く、食後も高い。炭水化物の多い食事はずっと中性脂肪値を増加させている。
  • 糖尿病の人だけでなく、どんな人も、炭水化物の多い食事は高中性脂肪血症をもたらす。
  • 脂肪の多い食事が、中性脂肪を増やすわけではない。
4年間喫煙をやめると、認知症になる確率が 14%、アルツハイマー病になる確率が 15% 低くなる
  • 喫煙経験のない人は、喫煙者に比べて、認知症になる確率が 19% 低く、アルツハイマー病になる確率が 18% 低い。
  • 現在も喫煙をしている人と比べて、4年前から喫煙をやめた人は、認知症になる確率が 14% 低く、アルツハイマー病になる確率が 15% 低い。
  • 喫煙は、がん、肺の疾患、心臓疾患などのリスクを上げる。
  • たばこを吸うと、血管が収縮し、脳に流れ込む血流を制限するので、脳への必須栄養素や酸素を奪う。
  • たばこを吸うと、脳溢血のもとになる血栓を作るリスクが増え、血管性認知症につながる。

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