今週は、「 歩行速度と歩幅 」についてです。

⭕️ 歩幅を広げると、認知症を予防できる可能性がある
  • 日本で、認知症は、予備軍も含めると患者数が860万人に上るが、いまだに有用な治療法は開発されていない
  • 認知症は、約20年で病態が進行し、軽度認知障害を経て発症に至る。軽度認知障害の間であれば、認知機能を正常な状態に戻せる可能性がある。
  • 65歳以上を4年間追跡したら、歩幅の狭い群では認知症になった人が 3.39倍多かった
  • 65歳以降では加齢とともに歩幅が狭くなっていく。歩幅が狭い状態のまま年を重ねると、認知症の発症リスクは 2.12倍。
  • 横断歩道の白線をまたぎ越せる、65cmを歩幅の目安とする
  • 歩幅を広げると
    • 脳と足の間の神経伝達が刺激され脳が活性化する
    • 日ごろ使っていなかった、大きくて太い筋肉が賦活される
    • 運動強度が上がるため血液の循環が良くなり、体の隅々の細胞まで栄養や酸素が届けられるようになる
    • 血管が刺激され、しなやかになる
    • 背筋が伸びて姿勢が良くなり、気分が高揚する
⭕️ 中年期で、歩くのが遅い人は、脳も体も老けている!
  • 1.30 m/s を下回る人(1km を歩くのに12.8分以上かかる)は
    • 筋力が低い
    • 体のバランスを取れない
    • 内臓の劣化が激しい(肺が悪くて免疫システムも乱れていた)
    • 見た目の老け方もすごい
    • 脳が小さい
    • IQも低い
⭕️ 歩くのが遅いほど、尿意切迫感、頻尿・夜間頻尿、切迫性尿失禁のリスクが高い
⭕️ 歩くのが遅いほど、肺、歯、免疫システムなどの健康状態が悪く、認知機能が悪い
  • 歩くのが遅いから健康が悪くなるのか、健康が悪いから遅いのかは不明
  • 歩行速度を速める努力をするのは、何歳からでも、遅くない。

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